大腸内視鏡検査を受けるなら?クリニックの選び方【2020名古屋】

健康な生活を送るためには、自分の身体の状態を知り、生活習慣を改善し、病気にならないように対策を行うことが必要不可欠です。健康状態を知るための検査は様々ですが、「内視鏡検査」は臓器の内部を直接確認することができるので、外側からは気付きにくい身体の異変をいち早く知ることができます。

では、内視鏡にはどのような種類があるのでしょうか?また、内視鏡検査を行えるクリニックでは必ず大腸内視鏡検査を受けることができるのでしょうか?この記事では、内視鏡検査の特徴や内容について解説していきます。また、名古屋のおすすめクリニック情報もあわせて紹介します。

内視鏡検査とはどんな検査?

「内視鏡検査」とは、内腔を有する器官、すなわち袋状・管状の器官の内側を調べることのできる検査のことを指します。柔らかな管(ファイバー)の先にカメラを取り付けた器具を挿入して、臓器の内側を直接子細に観察することができる検査です。

どこから挿入するのかは、調べたい器官によって異なります。対象となる器官は。主に消化器系の器官です。
・口または鼻から挿入:食道、胃、十二指腸、食道、胃、十二指腸、気管、気管支の内腔
・肛門から挿入:大腸

内視鏡検査では、臓器の内側の粘膜の状態を観察します。異常が見つかった場合にはその粘膜の一部を採取し、顕微鏡などを用いて組織の細胞を観察し、より詳しい検査を行います。これを生検と呼び、組織の性質が良性か悪性かを見極めるのに非常に有用です。また、場合によってはそのまま病変部を切除する外科的処置を行うこともあり、がんの予防に役立ちます。

内視鏡検査は、対象の器官によって様々な呼ばれ方をし、器官の大きさにあわせてファイバーの太さなどが異なります。主によく聞くのが、「胃カメラ(胃の内視鏡検査)」「大腸カメラ(大腸内視鏡検査)」でしょう。これらはそれぞれ胃がんや大腸がんを早期に発見するのに非常に効果的で、早期に適切な治療を始めることで完治を目指せる場合も多々あります。また臓器の状態を調べて、生活習慣の改善に役立てることもできます。

内視鏡検査は健康に生活していくためには欠かせない検査であり、特にがんの発症リスクがあがる40代以降では定期的に受けたい検査の一つと言えるでしょう。

大腸内視鏡検査はどこでも受けられる?

それでは、「大腸の状態が知りたい」「お腹で気になる症状がある」「身内で大腸がんに罹患した人が多い」などの理由で大腸内視鏡検査を受けたいと思ったときには、どこの病院を受診すればいいのでしょうか?

大腸内視鏡検査は、消化器内科で受けることができますが、病院によっては検査を行っていない場合もあります。事前にホームページなどで確認するか、問い合わせを行うのが確実でしょう。「内視鏡検査可能」としている医院やクリニックでも、その対象が胃なのか大腸なのかは確認が必要です。

大腸内視鏡検査を行っている病院がわかったら、あとは信頼して検査を任せられる病院かどうかをチェックしていきましょう。医師の人柄・病院の雰囲気などは、実際に診察を受けたことのある人の話を聞いたり、ネット上の口コミを調べてみたりすることで、ある程度把握することが可能です。

最も重視したいのは、医師の技術の高さでしょう。医師の技量をはかるための目安の一つに、「学会認定専門医・指導医」として認定されているかどうかということがあります。大腸内視鏡を受ける場合には、「消化器病専門医」「消化器内視鏡専門医」などとして認定されているかどうかを確認してみると良いでしょう。

また、病院によっては、ホームページ上で内視鏡検査の実施数や、導入している技術・器具などの情報を公開しているところもあります。経験の豊富さ、設備の状況などもしっかり確認して、安心して検査を受けられる病院を探してみてください。

大腸内視鏡検査の流れは?注意点はある?

病院が決まったら、来院するか、電話で問い合わせを行うかして、大腸内視鏡検査を受けたい旨を伝えましょう。大腸内視鏡検査では「前処置」と呼ばれる事前準備が必要になるため、数日後以降の予約をとることになります。

事前の準備や検査の流れ、注意点については病院から詳しく案内がありますが、ここでは一般的な内容を紹介します。

<前処置>
大腸内視鏡検査は、腸の中に便が残っている状態では検査を行うことができません。なので、事前に腸内の便を全て排出し、何もないきれいな状態にしておく必要があります。一般的には、朝から絶食の状態で来院し、下剤を服用して便の排出を促します。

下剤服用後に過ごせるトイレ付きの個室を用意している医院もあり、リラックスして前処置を終えることが可能です。また、来院してからの負担を軽減するために、前夜から自宅で下剤を服用する場合や、前日の食事を消化のいい検査食に置き換える場合もあります。

<検査>
腸内がきれいになったら、検査開始です。病院によっては、苦痛の軽減を目的として、少量の麻酔や鎮静剤を用いて、寝ている間に検査を行う場合もあります。大腸を膨らませるために空気を入れてから、内視鏡を挿入していきます。

空気は検査後に抜きますが、完全に抜ききることはできないため、しばらくお腹の張りや違和感が続く場合があります。それらを軽減するために、体内吸収率の良い二酸化炭素に置き換えたり、スコープから少量の水を入れたり出したりしながら進める「水浸法」を取り入れたりしている病院も多くあります。

名古屋でおすすめ!かなもと内科クリニック

最後に、名古屋で大腸内視鏡検査を受けることを検討している方に、おすすめのクリニックを紹介しましょう。

「かなもと内科クリニック」は、口コミで評判の良いクリニックです。名古屋市西区に位置し、上小田井駅から車で5分ほどの位置にあります。院長の金本 高明医師は、「日本消化器病学会専門医」「日本消化器内視鏡学会専門医」など多数の資格を持ち、消化器内科医としての経験も豊富です。アットホームな雰囲気で患者からの信頼も厚く、ホームドクターとして地域医療にも貢献しています。

かなもと内科クリニックでは、金本医師の高い技術力と、最新の内視鏡機器によって、正確で苦痛のない大腸内視鏡検査を実現しています。口コミでも「安心して検査が受けられた」「全然痛くなかった」という声が多数見られます。

内視鏡機器は、業界シェアが世界で70%を誇るオリンパス社の最上位機種「EVIS LUCERA ELITEシステム」を使用しています。最新の技術で、的確かつ迅速な診断を行うことが可能になっています。また、内視鏡用炭酸ガス送気装置を導入しており、空気の代わりに二酸化炭素を用いるので、検査後のお腹の張りや不快感を大幅に軽減してくれます。

検査は通常10~20分程度で終了し、その日のうちに検査画像を見ながら結果の説明を受けることが可能です。検査中に大腸ポリープが発見された場合は、そのまま切除することもできます。スムーズに進んだ場合、来院から会計までは1時間程度が目安になります。

最後に

大腸内視鏡検査の詳細や流れ、名古屋でおすすめのクリニック情報を紹介しました。

日本人の2人に1人ががんに罹患し、3人に1人ががんが原因で亡くなっていると言われています。中でも、食生活の欧米化によって近年罹患者が急増している大腸がんは、早期発見・治療で完治が見込めるにもかかわらず、初期には自覚症状がほぼないことから、症状が出て病院に行ったときにはすでにかなり進行していたというケースが後を絶ちません。

大腸がんの早期発見・予防には、大腸内視鏡検査が必要不可欠です。自分に合った病院を見つけて、定期的に検査を受け、大腸がんのリスクを減らしていきましょう。