名古屋で大腸内視鏡!検査方法は?どこで受ける?気になる4点を解説

巷では「腸活」がちょっとしたブームになっているこの頃。近年、腸内環境を整えることが健康な生活を送る上でかなり重要なポイントであることがわかってきています。ヨーグルトやサプリメントなどで乳酸菌を摂取するなど、腸内の環境に気を配っている方も多いのではないでしょうか。快適な腸内環境でずっと健康な人生を送っていくためにも定期的な大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。

ですが病院の検査というといったいどんなことをされるのか…痛みがあって辛いのではないかなど、とかく不安はつきもの。ここでは名古屋近辺の、初めての方でも安心して大腸内視鏡検査を受けられるような医療機関など評判をチェックしていきます。

大腸内視鏡検査でわかる病気とは

大腸内視鏡検査からどのような病気を見つけることができるのでしょうか。

① クローン病
「炎症性腸疾患」とも呼ばれ、文字通り、炎症によって腸に潰瘍ができる病気です。原因は未だよくわかっておらず、潰瘍が他の消化器官全てに発症してしまうこともあります。下痢や腹痛といった症状がありますが、近年は効果がみられる薬が出てきて、治療法が確立しつつあります。

② 潰瘍性大腸炎
原因不明の炎症が大腸の粘膜におこり、腸管にただれや潰瘍ができる病気です。近年患者数が増えてきている病気なのですが原因はよくわかっていません。下血がおもな症状です。服薬治療が主となります。

③ 大腸憩室症
「大腸憩室」とは腸管の内圧上昇により、大腸粘膜の一部が腸壁の外に嚢状に飛び出してしまった状態のことで、これがあちこちにできてしまう病気です。自覚症状はほぼなく、ひどくなるとお腹の張りや腹痛、下痢軟便、便秘などを覚える人が多いようです。原因としては便秘などに伴い腸管内圧が上昇してしまい起きるのではないかといわれています。高齢者の罹患者が割合多く、腸管壁が加齢により弱くなってくることも一因のようです。薬物投与による治療を行います。

④ 虚血性腸炎
大腸への血液の巡りが滞り、酸素や栄養が行き渡らなくなってしまったために炎症や潰瘍ができてしまう病気です。血管に動脈硬化が見られる人が便秘などを重ねると起きやすい病気です。突然の腹痛、出血が主な症状です。

他にもいわゆる「大腸炎」として様々な原因によるものがありますが、検査時に粘膜の一部を採取して調べることで詳細を知ることができます。

やはり気になるのは「大腸がん」

大腸内視鏡検査でわかるさまざまな大腸の病気をご紹介しましたが、日本国内において死亡数の多いがんが「大腸がん」であるという事実も忘れてはなりません。国立がんセンターがん対策情報センターの資料によると2016年にがんで死亡した人は372,986人、死亡数の多い部位として男性では肺、胃に続き3番目、女性ではなんと1番多いのが大腸がんなのです。

原因には食生活の欧米化により、肉など高脂肪の食品を多く摂る人が増えたこと、それに伴う肥満や運動不足などが指摘されています。もはや誰しもがかかる可能性のある病気といえるでしょう。そこで定期的な検診が大切になってきます。大腸がんの85%は良性のポリープから進展して発症するといわれています。つまり良性ポリープのうちに発見、切除してしまえば大腸がんのリスクはかなり減らすことができるのです。

以下のような症状が気になる時には大腸内視鏡検査の受診を検討してみると良いでしょう。
便秘がちである
よく下痢をする
便秘と下痢を繰り返している
細い便が出る
よく腹痛を起こす
腹部の膨満感がある
便に血が付く・血便が出た
便潜血検査で陽性になった
貧血と診断された

大腸がんの発症リスクは年齢と共に増加傾向にあります。60歳~70歳台での発症が多く見られますが、40歳を過ぎた頃から定期的に検査を受けることが大腸がんのリスク低減に効果的です。そして大腸がんは遺伝傾向が非常に高いがんといわれています。両親・祖父母・曾祖父母・兄弟姉妹・おじやおばなどに胃や大腸のがんを患った人がいる場合は注意が必要です。あてはまる方は大腸内視鏡検査を定期的に受けるのが安心です。

大腸内視鏡検査を受けてみる

大腸内視鏡は、直径約11mm~13mmの細長く柔らかい管でできており、先端にCCDカメラがついています。この管を肛門から挿入し、カメラで大腸の内側を観察します。検査できる範囲は直腸から盲腸まで、大腸全体に及びます。

カメラが映し出す画像を見ながら、出血や炎症、ポリープまたはがんなどが無いか確認していきます。病変が見つかった場合には色素を注入したりカメラのズーム機能を駆使して病変表面の詳細な様子を観察したり、その場で組織の一部を採取し精密検査に回したり、ポリープや初期のがんであれば内視鏡を使って切除してしまうことも可能です。

検査の一般的な流れは
① 事前に感染症や薬剤アレルギーの有無、全身状態を問診や血液検査により確認します。

② 検査精度を上げるため下剤(腸管洗浄液)を1~2リットル飲用し排泄、腸内をきれいにします。検査前日の夕食は軽いものにし、当日の朝は絶食。

③ 検査時はお尻の部分に穴の開いた検査着を着用、鎮痤剤を注射して腸の動きを抑えます。検査台に横になり検査開始です。検査中は腸管内がよく見えるように空気を送り込み腸管を膨らませながら内視鏡を進めていきます。体の向きを変えたり、少しお腹を押されたりすることもありますが、検査中は会話もできますので、不安や気になることがあれば医師や周囲のスタッフに相談するなどしながらなるべくリラックスしましょう。15分~20分程度で終了します。

検査後すぐは軽い腹痛やお腹の張りを感じることもありますが、数時間~数日間にはおさまるでしょう。

名古屋で受ける大腸内視鏡検査

先に述べたような検査の流れを経て行われる大腸内視鏡検査ですが、近年の内視鏡技術の革新はめざましく受診の不安や苦痛もかなり軽減されるようになってきました。
そんな技術を取り入れた大腸内視鏡検査を名古屋でも各所で受けることができます。

名古屋市緑区の「あおやま胃腸内科外科」もそのひとつ。年間検査件数1500件の実績を誇るこちらでは日本消化器内視鏡学会専門医である院長、消化器内視鏡技師の資格を持つ看護師も2名在籍のスタッフで行う、安全で苦痛の少ない検査が評判です。
痛みの少ない挿入方法の採用、腸管内に送り込む空気を吸収の早い炭酸ガスにすることで、検査中後のお腹の張りによる苦しさを軽減させています。希望に応じて入眠剤を使用し眠った状態での検査も行っており、全身麻酔の経験豊富な院長管理の下で安全に苦痛の無い検査を受けることができます。これまで検査で苦痛や不安の強かった人など多くの患者さんから楽に受けることができたと好評です。医療従事者の利用が多いことも確かな技術を裏付けているといえるでしょう。

内視鏡専門の「ふきあげ内視鏡センター」を有する名古屋市千種区の「ふきあげ内科胃腸科クリニック」でも苦痛の少ない検査を受けることができます。年間1200件の大腸内視鏡検査を内視鏡学会専門医の院長自らが行っています。検査当日に服用する下剤は量が少なく飲みやすい製品を採用し、大量の下剤を飲む苦しさを和らげてくれます。希望に応じて事前に鎮静剤を静脈注射し、眠気を感じる状態にすることで緊張を緩和し楽に検査を受けることができます。車で1時間かけて通院する人もいるとの評判も納得です。

最後に

初めての大腸内視鏡検査には不安や疑問に思う点も多いことでしょう。ですが検査の流れを正しく理解することでそのような心配はかなり軽減されるのではないでしょうか。

お住まいや職場の近くなど利用したい地域にある大腸内視鏡検査を行っている医療機関は、インターネットでもホームページを作成している場合が多いので、わりと簡単に調べることができます。公式ホームページだけでなく、医療機関を利用した人が投稿する口コミサイトなどもありますので、それらを参考にしながら不安や疑問を解消し、自身に合った検査方法を選び、初めての大腸内視鏡検査を楽な気分で受けられるように検討してみましょう。