近年、日本人の食生活は欧米と変わらぬ内容となってきたこともあり、急増していると言われる大腸がん。気になる腹痛を感じたり、血便が続いたり、お腹周りに違和感があるなら、早急に大腸内視鏡検査を受診したいものです。大腸内視鏡検査は、便潜血検査だけでは見つかりにくい大腸がんの発見に大きく役立つと言われています。
とはいえ、大腸内視鏡検査は、痛みがあるのか、やり方に評判の良い悪いはあるのか、がんは確実に見つかるのか、女医を指定できるのかなど、不安要素が少なからずある検査です。東京には評判の良い大腸内視鏡検査を行うクリニックが多数あります。自分にあう、希望通りのクリニックを選ぶ方法を紹介していきます。
目次
大腸内視鏡検査を専門とするクリニック
大腸内視鏡検査は、病院では内科、消化器科、肛門科などで行われます。病院によって担当の科が違うため、大腸内視鏡検査が行われているかどうか、また何科に行けばよいかは、事前に確認しておきたいですね。大腸内視鏡検査は、今では多くの病院で施術が可能ですし、技術が向上し、設備も整ってきています。また専門のクリニックで行われている場合も多く、その場合は専門医の腕が慣れていることもあり、口コミで高評価を得ています。大腸内視鏡検査を初めて行う場合、気になる症状が深刻なのではと不安を抱えている場合など、大腸内視鏡検査を専門とするクリニックや、特に大腸内視鏡検査に力を入れている評判の良い病院を選びたいものです。
東京で、内視鏡検査を専門としていることで有名なクリニックは、池袋駅にある東京内視鏡クリニックでしょう。内視鏡専門のクリニックですが、特に大腸内視鏡検査に強く、大腸ガンの名医と言われる有名な医師が特別顧問をしているクリニックです。
内視鏡を専門としており、大腸内視鏡検査のほかにも上部内視鏡検査も受けることができます。大腸ガンの名医のクリニックというだけあり、大腸内視鏡検査に関してはゆるぎない自信が感じられるクリニックです。痛みの少ない施術を行い、切除可能なガンはその場で取り除くこともできます。
世界レベルの技術を誇るクリニックなので、設備も最先端で、拡大内視鏡はハイビジョンで約100倍の拡大が可能です。いわば内視鏡に関してのプロとも言えるクリニックなので、安心して検査してもらえます。提携クリニックが全国に数か所あり、東京内では、他に白金台内視鏡クリニックがあります。
身体に負担の少ない検査方法
大腸内視鏡検査を気軽に受診できない一番の大きな不安は、ずばり、痛みがどのくらいなのか、でしょう。そういった不安を取り除いてくれる、痛みがない検査が評判のクリニックは、東京に多く点在しています。特に、口コミやメディアなどで有名なクリニックを紹介します。
新宿内視鏡クリニックは、大腸内視鏡検査に水浸法という技術を取り入れています。内視鏡検査で痛みや不快を感じるのは、内視鏡を入れている時の腸を伸ばしたりねじったりする無理な伸縮によるものです。内視鏡検査は通常腸内に空気やガスを入れて、腸内をふくらませます。この空気を入れることにより、お腹がはったり、検査後も腹部にしばらく違和感が残ったりします。
新宿内視鏡クリニックの行っている水浸法は、腸内に空気ではなく水を少量入れて、水の中で内視鏡が移動する仕組みです。この方法だと、内視鏡が通ることによって起こる腸の曲げ伸ばしがなくなり、水中なので摩擦抵抗も少なくスムーズに内視鏡の移動が行われ、痛みをほぼ感じないまま完了することができます。検査後の腹部のはりや違和感も少なくてすみます。
痛みをほぼ感じない内視鏡検査として患者さんの評判も高く、リピーターも多いと言われるのが、北青山Dクリニックです。北青山Dクリニックの内視鏡検査は、静脈麻酔を使うことにより、ほぼ痛みを感じずに検査が終わる方がほとんど。麻酔により眠ってしまって起きたら検査は終わっていたと言う方も多くいらっしゃいます。
また、腸内を膨らますために空気ではなく、炭酸ガスを使用するため、ガスが自然に腸内に吸収され、検査後のお腹のはりや不快感が残ることもほとんどありません。
女性でも安心して検査できるクリニック
大腸内視鏡検査は、おしりを医師に向けなければならない検査です。特に女性であれば、検査を受けるのをためらってしまうのは当然のことです。しかし、近年増えつつある大腸ガンは、実は女性のガン死亡率の第1位です。恥ずかしいからと見逃すわけにはいきません。
大腸内視鏡検査をおこなうクリニックの中には、女性でも安心して施術できるようにと、女医が担当してくれるクリニックや、女性専用の外来受付をしているクリニックがあります。女性にとっては、大切な選択肢の一つですね。東京で、女性でも大腸内視鏡検査が受けやすいと評判のクリニックをご紹介します。
巣鴨駅にあるアイビー大腸肛門クリニックは、専門医による大腸内視鏡検査が受けられるクリニックです。院長が女性ということもあり、大腸内視鏡に限らず、出産などに伴い肛門に異常を感じる多くの女性を対象としており、週に2日、女性専用外来を設けています。待合室で男性と会うこともなく、医師、スタッフ、患者すべてが女性という環境なので、安心して過ごすことができるでしょう。大腸内視鏡検査についても専門医による熟練した施術で、鎮痛剤を使った苦痛の少ない方法を行っています。
四谷メディカルキューブも、女性専門外来があり、アロマが香る清潔感のあるクリニックです。大腸内視鏡検査は別の内視鏡センターでの検査になりますが、女性医師の希望を出せば対応してもらえます。内視鏡検査においても大変評判が高く、痛みの少ない最新の技術による施術が有名です。
最先端の技術や機器を揃えているクリニック
大腸ガンが増えていることもあり、大腸内視鏡検査も、需要が年々高まっています。それに伴い医師の技術も上がり、内視鏡の設備もどんどん新しいものが取り入れられています。大腸ガンは、早期発見できれば完治できるガンです。内視鏡検査により見つかった小さな初期のガンは切除することも可能です。大腸ガンにならないためにも、そしてガンを進行させないためにも、最先端の技術をとりいれているクリニックを試してみたいですね。
御茶ノ水にある寺井クリニックは、最新の拡大鏡を導入した世界トップレベルの診療をしています。腸内の粘膜表面の微細な血管を認識できるNBIシステムをいち早くとりいれ、わかりにくい腫瘍の発見にも力を発揮しています。そして最大100倍まで作動する拡大鏡をとりいれた内視鏡を使うので、小さな異変も見逃しません。
寺井クリニックは、最新の技術を早くから導入し使うので、医師の検査技術も熟練されていて最先端の医療を完璧に使いこなせているのが安心できる点です。
世田谷のとよしま内視鏡クリニックも、内視鏡専門のクリニックで最先端の機械を使用していることで好評です。痛みのない内視鏡検査としても積極的にいろいろな方法を取り入れていますが、とよしま内視鏡クリニックの強みは、高度な性能の内視鏡機器を導入しているところでしょう。ハイビジョンNBI内視鏡システムを使用しているので、小さな腸内の異変にも対応できます。
技量の高い専門医による、精度の高いやさしい内視鏡検査を約束していて、実際に高い発見率という結果を出しています。
最後に
通いやすい近所のクリニックも捨てがたいところですが、心配な症状がある場合や、満足できる診断を希望するのなら、多少遠くなってしまっても、検索技術が高く、信頼できるクリニックでの施術をおすすめします。東京は、大腸内視鏡検査を施すクリニックがたくさん点在しているので、大変恵まれた環境と言えるでしょう。納得のいく大腸内視鏡検査が行えるクリニックに巡り合うために、この記事で紹介したクリニックも参考にしてみてくださいね。病気になってからでは大変です。少しでも体に不調や違和感があるなら、さっそくクリニックを探し始めてください。